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■外国株はここに注意！
こけ：株太郎さ〜ん。ううっわたしはいったいどうしたら〜
株太郎：どうしたんだね、こけくん。
こけ：昨日買った中国株が、下がってるんです〜。
株太郎：なんだ。
こけ：なんだってなんですか！わたしにとっては大問題です。
株太郎：まあおちついてね。こけくん。以前はなしたでしょう。投資をするのに考えるのは期間だって。
こけくんは4年を目安に中国株を運用するつもりなんでしょう？最終的に下がっていなければ問題ないんだから。一日ごとに騒いでいたらもたないよ。
こけ：そういえば、そうですね。（←単純）
株太郎：だからといって4年間ほったらかしにしていいということじゃないからね。ニュースは毎日見るように。できれば新聞もね。
こけ：はい〜。わかりました。でも、毎日ニュースを見るのってきついん」です。
株太郎：時間がないとか？
こけ：いいえ。悲しいニュースとか、落ち込むニュースが多いでしょう。あと、日本が海外からパッシングされてることとかも。
株太郎：でもね。事実から目をそらしたらだめなんだよ。それにテレビが伝える画像や報道がすべて真実というわけでもない。毎日情報にふれて、それが正しい情報なのか、かたよった見方をしていないかを自分なりに考えてみるといい。
とくに外国株をもっていたら海外ニュースは絶対に見ていないといけないよ。テレビがいやなら新聞でもネットでもね。
こけ：はい。それでですね。株太郎さん。ひとつ気になったことがあるんですが。
株太郎：何だい？
こけ：よくニュースとかで、「本日の株と為替の値動きは…」ってアナウンサーが言うでしょう。株と為替ってくっついてるもんなんですか？
株太郎：そうだね。こけくんが中国株を買ったことだし、為替のはなしをしておこうか。
こけ：おねがいします！
株太郎：こけくんは海外旅行にいったことがあるのかな？
こけ：はい！昔働いていた会社がバブリーだったころ、社員旅行でラスベガスにつれていってもらいました！
株太郎：それは豪勢だったねえ。
こけ：はい。いい時代でした（涙）
株太郎：そのとき日本円をアメリカドルにしなかったかな？
こけ：しましたしました。そのときおこづかいもひとりにつき5万円でて、ドルに両替したんです。
株太郎：いい会社だったねえ。
こけ：はい、あのころは..（涙）
株太郎：どこでどうやって両替したか覚えてる？
こけ：えーとあれは確か新宿だったような。なんか駅ビルの中にありましたよ。
株太郎：ああ、東京三菱銀行グループの外貨両替専門店だね。そこに本日の為替レートとかって表示されていなかった？
こけ：ありました。ありました。でも、あんまりきちんと計算しなかった気がするなあ。お昼やすみに行ったから時間のほうが気になっちゃって。
株太郎：おや、ちゃんとレートのことは知ってたんだね。
こけ：みんな円高がいいって言ってましたね。わたしは海外でほしいものなんてなかったから日本円のままふところに入れたかったです。
でも友だちといっしょだったから、自分だけ両替しないわけにもいかないし、両替してアメリカ行きました。
やっぱり全額は使わなかったから、もどってきて日本円に戻してガス代にあてましたけど。
株太郎：そこだよ！こけくん。
こけ：ど、どこですか？
株太郎：行くときの両替のときと帰ってきてから両替のとき、つまりこけくんは2回も手数料を取られているんだよ。
こけ：げっ
株太郎：両替手数料は為替レートに含まれているんだ。だから銀行によってレートがちがうんだよ。もうけがなければ商売なんてするはずがないだろう。
こけ：それはそうですね。
株太郎：今回、こけくんが買ったのは香港ドルで中国株だね。
みんなは旅行のとき円高がいいって言ってたんだね。どうして円高がいいんだろう？
こけ：えーと。たとえば1ドル100円が1ドル90円になるわけだから、1万円のバッグが9000円で買えるってことじゃないですか？
株太郎：そうだね。海外だったらほしいバックを買った上にあと1000円分余計に何か買えるわけだ。株もおなじなんだよ。円高のときにお得に買える。それじゃ売るときは？
こけ：逆ですか？
株太郎：そのとおり！円安の時に売る。今1ドルもっていたら90円に戻すより、すこし待って120円になってからのほうがいいだろう？
こけ：じゃあ、外国株を売買するときは、株の上がったり下がったりだけじゃなくて為替レートにも気をつけなくちゃいけないってことですね。
ところで株太郎さん。今日はなんか興奮ぎみでしたね。外国株でもうかったんですか？