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金持ち父さんシリーズででてきたアメリカの年金制度の401ｋ。これの日本版があります。確定拠出年金というもので、２００１年１０月に法律が施行されました。
こけ：株太郎さん。この本読んだことありますか？
株太郎：「金持ち父さん」シリーズか。ベストセラーだったね。読んだよ。
こけ：じゃあ。解説をお願いします。
株太郎：なに？こけくんせっかく買ったのに読まないの？
こけ：これ、図書館で借りたんですよ。借りたい人が多くて半年待ちしてたら、読む気がうせました。ぱらぱらっとは見たんですけどね。
株太郎：そんな横着はだめです。きちんと自分で読みなさい。
こけ：はーい。ところで気になる言葉があったんです。
株太郎：なにかな？
こけ：401ｋについてなんですが、なんでもこの制度のせいで、アメリカの人たちは大損をしてしまって。退職後の年金が半分以下になってしまったとかいう。401ｋって何なんですか？
株太郎：年金プランだね。こけくんは年金ってどんなものだと思ってる？
こけ：そうですね。いやでも給料から勝手に引かれていくし、65才以上になったら、支給されるものかな？
株太郎：そうそう。給料明細に書いてあるよね。つまりこけくんや会社員の人たちは毎月、自動的にお金を払っているわけだけど、この集められたお金はどうなると思う？
こけ：うーんと。自分の払った年金額を自分で受け取ることができない、今それが問題になってるんですよね。
株太郎：そう。集められたお金は国や企業の基金が運用してるんだ。
こけ：運用してきっちり増やしてくれてるならいいですけど、大赤字を出したんですよね。いらない施設ばっかり建てて。信用できないなあ。
株太郎：そう。いまこけくんが信用できないって言ったでしょう。給料から自動的に引かれて、他人が運用して、うまくいかなければ、支払額は上げられるし、支給額は減るかもしれないしじゃたまらないよね。
こけ：やってられません！
株太郎：401ｋっていうのは新しいタイプの年金制度でね。他人じゃなくて自分が年金を運用するんだよ。いままではもらえる年金額って決まってたでしょう。ところがこれだと、うまく運用すれば、将来もらえる年金額が増えるわけだ。
こけ：う〜ん。でも逆もありますよね。たとえば、株太郎さんだったら上手に運用できるかもしれないけど、わたしが下手だったら、もらえる額は減るってことでしょう？
株太郎：そう。まさに自己責任だね。
こけ：わたしみたいな素人にはきびしいですよ。株太郎さん。だいたい運用といったってどうしたらいいのかわからないんですから。
株太郎：これは強制じゃないからね。会社によっては導入していないところもあるし。それに導入するときには、当然説明会なんかもあるだろうからね。会社側が用意したいくつかの投資信託なんかから、自分が「これはよさそうだ」と思うものをえらべばいい。個人でもできるよ。
（http://allabout.co.jp/finance/401k/）←とかにわかりやすい解説がでてるね。
こけ：むかしはわかりやすかった、というか、自分で考える必要がなかったんですね。これからは自己責任の世の中になっていくのかな。
株太郎：おや、めずらしくシリアスだね。
こけ：株太郎さんにとってはいいですよねえ。資産運用の相談でFPの仕事増えそうだしい。会社からも依頼とか増えそうだしい・・（ぐちぐち..）
株太郎：こらこら、人をねたんでないで、しっかり、自分でお金の勉強をしなさい。「金持ち父さん」にも書いてあったでしょう。お金のIQを高めて経済的な自立を目指すべし！
こけ：へえ、そんなこと書いてありましたっけ？それも解説してください。
株太郎：・・こけくん。自分で読みなさい・・・。